ゴールポスト移動用捏造映画かな?
 
■「下関訴訟」元慰安婦女性の敗訴判決を確定 2003/03/26
 
 1998年、日本の地方裁判所が初めて太平洋戦争当時の従軍慰安婦に対する日本の国家責任を認め、大きな
関心を集めたいわゆる「下関訴訟」が結局、元慰安婦ハルモニらの敗訴で終わった。
 
 日本最高裁は25日、3人の元慰安婦ハルモニをはじめとする計10人が日本政府を相手取って起した損害賠償
上告審で「日本政府は従軍慰安婦に補償する必要がない」と原告敗訴判決を確定した。
 
 いわゆる「下関訴訟」と呼ばれるこの訴訟は、1998年5月、山口地裁・下関支部が慰安婦問題と関連する日本の
国家責任を初めて認め、3人のハルモニにそれぞれ30万円ずつ、総額90万円の慰謝料支給判決を下し、世間の注目を
集めていた。
 
 当時、下関支部は、「日本が慰安婦に対する賠償を規定する法律を制定しなかったこと自体、重大な人権侵害」
として、日本の国家過失を認めた。
 
 当時まで日本司法部は従軍慰安婦に対する賠償を行わないという立場を取っていたため「司法クーデター」
とまで言われた。この判決を機に日本の慰安婦賠償政策に変化が生じると期待する向きも多かった。
 
 しかし、日本司法部はこの判決を覆した。2001年開かれた二審で日本広島地裁は一審の判決を覆し、日本政府に
軍配をあげた。
 
 その判決と時期をともにして、日本裁判所は「下関訴訟」の他にもいくつかの慰安婦関連訴訟で一様に原告敗訴を
言い渡した。このため、事実上日本裁判所が慰安婦に賠償を行わないという方向で最終的な立場を固めたのではないか、
という分析も出された。
 
 今回の最終判決も二審の結論に従ったものだ。結局5年以上続けられていたこの裁判は、日本司法部の保守性だけを
確認する結果となった。   朝鮮日報 東京=崔洽(チェ・フブ)特派員