中国の料理名を見ると
「料理の名称をどうやったら、おいしそうに見えるようになるか?」
という探求をしてない気がする。

桜鍋、牡丹鍋、紅葉鍋を馬肉鍋、猪肉鍋、鹿肉鍋とやってもうまそうじゃない。どれも同じく「肉のイメージ」しか浮かばない。

だが、植物の名称を当てると、その花が持つ美しく肯定的なイメージで捉えられるのと相まって、おいしさを喚起させる。