http://www.sankei.com/smp/affairs/news/180607/afr1806070041-s1.html

 川崎市は7日、同市高津区の公園や広場計5カ所のベンチなどに、在日コリアンらに対する差別的な落書きが見つかったと発表した。市は器物損壊容疑で高津署に被害届を出した。他区でも同様の被害があったとの情報があり、市が確認を進めている。

 市によると、6日午前、高津区久地の広場を清掃していた区職員らがベンチに落書きされているのを発見。7日にも高津署から近くの公園に落書きされたベンチがあるとの連絡を受け、確認を進めたところ、4カ所で被害が確認された。

 いずれも油性マジックで書かれており、市はベンチをブルーシートで覆うなどの措置を取った。

 同市川崎区では3日、計画されていた講演会がヘイトスピーチに反対するために集まった数百人の抗議で中止になった。抗議した市民団体によると、講演会の主催者は在日コリアンへの差別や偏見を助長する主張を続けていた。