https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180608-00000095-jij-kr
時事通信

 【ソウル時事】韓国大統領府の金宜謙報道官は8日の記者会見で、米朝首脳会談の開催地シンガポールで7日、取材中の韓国放送局KBSの記者が拘束される事件が起きたことを明らかにした。

 その上で、取材には「格別な注意」を払うようメディアに求めた。

 金報道官は、トランプ米大統領、金正恩朝鮮労働党委員長のシンガポール訪問が予定され、厳戒態勢が敷かれる中、「行き過ぎた取材意欲から事件、事故が発生した場合、問題が一層大きくなる恐れもある」と指摘した。

 報道官は事件の詳しい経緯には触れなかったが、韓国メディアによると、この記者は北朝鮮関係者の滞在拠点に入り、ドアをたたくなどしたため、拘束された。北朝鮮関係者がシンガポール警察を呼び、引き渡したという。報道官によれば、このほかにも、撮影禁止区域で撮影した事例などが起きている。