https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180625/k10011495181000.html
北朝鮮の非核化へ 人的な貢献も行う考え 河野外相
2018年6月25日 17時33分

北朝鮮の非核化に向けた動向が注目される中、河野外務大臣は北朝鮮がIAEA=国際原子力機関の査察を受け入れる際には、相当な数の専門家が必要になるとして、専門家の派遣など人的な貢献も行いたいという考えを示しました。

先の米朝首脳会談を受けて、政府は北朝鮮の非核化を進めるためには、IAEAによる核関連施設などの査察が必要だとして、その費用を一部負担する考えを示しています。

これについて、河野外務大臣は訪問先のインドネシアで記者団に対し、「朝鮮半島が非核化されることで、多くの国が危機的状況を脱することができる。恩恵を受ける国が、さまざまな形で貢献をしていくのは普通だ」と述べました。

そのうえで、「北朝鮮が真剣に非核化に向けて一歩踏み出すとなると、相当な数の専門家が必要になる。日本の得意分野については、人的貢献を含めてやっていきたい」と述べ、費用負担に加えて、専門家の派遣など人的な貢献もあわせて行いたいという考えを示しました。