2018年6月27日 10時50分
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26日、中国メディア・環球網は「福田康夫氏が南京大虐殺紀念館を訪れ犠牲者に献花、なんと在日売国奴に国賊と罵られる」と題した記事を掲載。福田元首相に対して日本のネット上で批判が起きていると伝えた。

2018年6月26日、中国メディア・環球網は「福田康夫氏が南京大虐殺紀念館を訪れ犠牲者に献花、なんと在日売国奴に国賊と罵られる」と題した記事を掲載。福田元首相に対して日本のネット上で批判が起きていると伝えた。

24日午後、上海での学術会議に出席した福田元首相は南京に赴き、南京大虐殺犠牲者記念館を訪問。犠牲者に献花して哀悼を示すとともに、「東亜和平」としたためた直筆の書を寄贈した。福田首相は「日中両国国民は歴史を忘れてはならなず、未来に向かって心を一にして協力していかなければならない」と語っている。

記事は「福田氏は、海部俊樹、村山富市、鳩山由紀夫の各氏に続き、南京大虐殺犠牲者記念館を訪れた4人目の首相経験者となった。自民党籍の元首相としては(海部氏に続いて)2人目だ」と紹介した。

その上で「この情報が日本に伝わると、ネット上では少なからぬ批判の声が出た」と説明。まず、中国出身で日本国籍を取得した評論家の石平氏がツイッター上で「福田氏は国賊になり下がったのか」と発言したことを挙げ、さらに他のネットユーザーからも「下賤、卑怯、売国」「死罪にせよ」「中国に乗せられる福田康夫はどうかしている」「ハニートラップにかかってるのではないか」といった辛辣(しんらつ)な意見が出ていることを伝えた。

記事は、「歓迎すべきこと。歴史を直視するのは大切だ」といった福田元首相の行為を支持するネットユーザーも存在することを説明しながらも、「日本のネット上では、福田氏に対する攻撃が支持を上回っている」と伝えている。(翻訳・編集/川尻)