中高校生10人、女子高生を二日間暴行 /ソウル

 中高校生10人が女子高生1人を二日間にわたり集団暴行し、わいせつ行為をした疑いで警察に捕まった。
 ソウル・道峰警察署は4日、高校2年の女子生徒(17)を集団で暴行、わいせつ行為をした疑い(共同暴行・強制わいせつ)で中高生の加害生徒10人を取り調べていることを明らかにした。

 同署によると、加害生徒らは先月26日午後7時から1時間50分間にわたり、ソウル市蘆原区内のカラオケ店で女子生徒を暴行した。
 カラオケ店から出た加害生徒らは約1時間、地下鉄やバスに乗って同市冠岳区冠岳山に到着、翌日午前3時まで女子生徒を拳・木・石などで殴った。
 加害生徒のうち一部の男子生徒は木の枝や缶で女子生徒に対してわいせつ行為をした。
 加害生徒らは仲間1人の家に女子生徒を連れて行き、「このことを口外したり、通報したりしたら売春をさせる」と脅迫した。
 同署は、女子生徒の両親から捜索願が出されていたことから、加害生徒の家にいた女子生徒を探し出した。

 同署の調べで、女子生徒と加害生徒らはソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「フェイスブック」を通じて知り合ったが、女子生徒が「いい気になっている」としてこのような犯行に至ったことが分かった。
 同署は、加害者の1人が「女子生徒が私の元交際相手と付き合っている」という理由で犯行を主導したと見ている。
 警察の捜査の結果、加害生徒のうち主導的な役割をした3人は、ほかの暴行・窃盗事件にも関与していたとのことだ。
 この3人のうち1人は先月29日、少年分類審査院(家裁少年部などの決定で少年を収容・審査する施設)に収容されている。
 同署は4日、あとの2人に対して緊急同行令状を発行した。
 残りの7人に対する捜査が終わり次第、身柄をどうするか決める方針だ。

朝鮮日報 2018年7月5日 9時14分
http://news.livedoor.com/article/detail/14965179/