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▲政治的表現で物議をかもしたクロアチア代表のDFドマゴイ・ヴィダ(左)。ウクライナリーグでプレーした彼は、ロシアのクリミア半島合併に反対するような発言で物議をかもした。

2018ロシアワールドカップで選手とファンたちの政治的な行動が物議をかもしている。

クロアチアサッカー代表チーム守備選手ドマゴイ・ヴィダ(29)は9日、政治的表現問題で国際サッカー連盟(FIFA)の警告を受けた。ヴィダは8日、ロシアとのW杯8強戦終了後、ロッカールームで短い身内の祝賀映像をとって自身のソーシャルネットワークサービス(SNS)にアップした。この映像で彼が「ウクライナに栄光を!」というスローガンを叫んだのが問題になった。

このスローガンはウクライナ民族主義者がロシアのクリミア半島併合に反対して叫んだもので、ロシアを刺激する内容だ。ウクライナのディナモ・ザグレブでプレイするヴィダはクロアチアサッカー協会を通じて「政治的なメッセージではなく、ウクライナに送った支持に対する感謝」と釈明した。

スイスのグラニト・ジャカ(26)とシェルダン・シャキリ(27)も政治色を帯びたセレモニーで1万スイスフラン(約1100万ウォン)の罰金を出した。先月23日、セルビアとの組別リーグ試合でゴールを入れた後、両手でアルバニア国旗の双頭鷲を作って見せるセレモニーをした。アルバニア系コソボ血統の二選手が見せたこの行動はセルビアに対するコソボの独立を支持するジェスチャーと解釈される。

あるイングランドサッカーファンはイングランドとチュニジアの組別リーグ試合後、ロシア、ボルゴグラードのバーでナチ式敬礼をして反ユダヤ人歌を歌い5年間サッカー競技場立ち入り禁止処分を受けた。

日本とセネガルの組別リーグ試合では、ある日本ファンが開いて持った旭日旗が中継カメラに捕えられて論議になったが特別な措置が取られることはなかった。

FIFAはワールドカップや国家対抗戦で政治的メッセージを入れた表現や行為を禁じている。このような行動を取る場合、フェアプレイ精神に外れると見なして罰金や出場停止などの懲戒をくだす。

チョ・ウンヒョン記者

ソース:東亜日報(韓国語) 「政治スローガン「クロア守備選手、危うく走れないところ
http://news.donga.com/3/all/20180710/90976204/1