【ソウル時事】

韓国与党「共に民主党」の元党員らがインターネット上で不正な世論操作をしていた疑惑をめぐり、特別検察官チームは6日、文在寅大統領の側近で、昨年の大統領選当時、文氏陣営スポークスマンを務めた金慶洙・慶尚南道知事(50)が関与していた疑いがあるとして、出頭を求め、業務妨害や公職選挙法違反の容疑で取り調べた。
 
ソウル市内の特別検察官事務所に出頭した金氏は聴取前、記者団に対し、一連の疑惑について「事実ではない」と述べ、全面否定した。
 
昨年5月、保守系の朴槿恵前大統領の罷免を受けて実施された大統領選で、革新系の文在寅氏が当選した。文陣営の中心人物が世論操作を指示していたかどうかが焦点で、文政権発足後初めて任命された特別検察官の捜査はヤマ場を迎えた。


(2018/08/06-10:09)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018080600092&;g=int