2018年9月12日、聯合ニュースなど複数の韓国メディアは、安倍晋三首相が、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の「お見舞いツイート」を受け取ってから4日後に返信したことを伝えた。

安倍首相は10日夜にツイッターを更新し、文大統領に向け「今回の台風と地震の被害に心温まるお見舞いメッセージをいただき、心から感謝する」と書き込んだ。また「私たちは現在、被災者支援に総力を挙げている」とし、「貴国と同様、私たちも自然災害という課題を抱えており、今後もさまざまな分野で日韓間の協力を強化していきたい」などとした。

文大統領は6日、ツイッターで「安倍首相にお見舞いの電報を送った」と明らかにし、「台風や地震により犠牲になった大阪と札幌地域の住民らに哀悼の意を表する。災害が続き、大きな衝撃を受けているだろうが、備えを徹底してきた日本の底力が発揮されると信じている」などと書き込んだが、安倍首相は返信をしていなかった。

同じ6日にお見舞いツイートを掲載した豪州のモリソン首相や台湾の蔡英文総統に対しては7日に返信していたため、日本や韓国のネット上で物議を醸していた。

これについて、首相官邸の消息筋は「事務処理上の問題であり、政治的な意図は全くない」と話した。外務省の消息筋も「文大統領のツイッターにはお見舞いの文書も添付されていたため、それに対するお礼の文書も作成する必要があった。その準備に時間がかかった」と説明したという。

日本政府関係者は「今後は誤解が生じないようSNSを利用した首相のメッセージ発信方法について検討したい」と話したという。

この記事に対し、韓国のネットユーザーからは

「それにしても遅過ぎる」
「韓国だけ無視したんでしょ」
「安倍首相は韓国をからかった」
「日本国民からも批判されたから慌てて返信したのでは?」

など納得していない様子のコメントが多数寄せられている。

また

「安倍首相は基本がなっていないね」
「謝罪にも感謝にも適切な時期がある。感謝の意は迅速に伝えるべき」と指摘する声や、
「仕方ないよ。日本はネット速度が遅いから」

と皮肉の声も見られた。


2018年9月12日(水) 11時40分
https://www.recordchina.co.jp/b642083-s0-c10-d0058.html