1日の医学生理学賞をはじめノーベル賞の受賞者が発表される中、今年は韓国の科学者が受賞するかどうかに関心が集まっている。

韓国研究財団は30日、科学技術論文の評価によく利用される被引用回数などを基準に過去10年間のノーベル賞受賞者と似た成果を出している韓国の科学者は6人いると明らかにした。物理学分野では金必立(キム・ピルリプ)教授ら3人、化学分野ではヒョン・テクファン教授ら2人、医学生理学分野ではイ・ソグ教授だ。

しかし2002年からノーベル賞受賞者を予測してきたグローバル情報分析機関クラリベイト・アナリティクスが選んだ「2018年優秀研究者」17人に韓国人は含まれていなかった。アジア出身者では京都大の金久実教授が唯一だった。

韓国研究財団側は「韓国の研究者の研究テーマはほとんどが基礎科学ではなく応用科学」とし「(ノーベル賞受賞のためには)今後、基礎科学の活性化に向けた努力と新しい科学的知識と応用技術を創出するための戦略的アプローチが必要だ」という見方を示した。


2018年10月01日10時53分 [中央日報日本語版]
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