世界第2位の日本は遠いが…韓国が“国家ブランド指数”を大幅に上昇させた理由とは?
慎武宏 | ライター/S-KOREA編集長
11/6(火) 7:02

世界で最も“ブランド力”の高い国はどこか。最近、それを知るための国家ブランド指数が発表された。

国民性が評価された日本

イプソスが提供する「アンホルト国家ブランド指数(NBI)2018」によると、1位は昨年に続いてドイツだったが、2位は日本。日本は昨年4位だったが、今回は堂々のトップ3入りとなった。

その躍進要因としては、「“国民”と“統治”の分野で評価が大きく伸びたこと」と発表されている。韓国でも日本の国民性の評価は高いが、それは世界共通の認識のようだ。

(参考記事:「世界の魅力的な国民2位は日本。1位は…」今、問われる韓国の“市民意識”)

イプソスによれば、日本は「国民」の分野で世界5位。昨年から3ランクアップを果たしている。

以下、3位イギリス(前年3位)、4位フランス(前年2位)、5位カナダ(前年4位)までがトップ5。続いて6位にイタリア(前年7位)とアメリカ(前年6位)が並び、8位スイス(前年8位)、9位スウェーデン(前年10位)、10位オーストラリア(前年9位)の順となった。アメリカは2年連続でトップ5圏外となったが、トップ10にランクインした顔ぶれは前年と変わっていない。

調査対象国は50カ国。韓国も調査対象国に入っているが、トップ10圏外だった。現時点ではトップ10のみ公開されており、韓国の順位は明らかではないが、アジアで唯一トップ10入りしている日本と差があることは間違いないだろう。

(参考記事:ドイツや日本と対照的…韓国が「国家ブランド指数」で伸び悩むワケ)

それでも今年の国家ブランド指数において、韓国は「NBI総合スコアで堅調に推移し、総合ランキングで3つ順位を上げました」と報じられている。

https://news.yahoo.co.jp/byline/shinmukoeng/20181106-00103126/