朝鮮半島の平和を願うイベント「ワンコリアフェスティバル」が10、11日の2日間、大阪市生野区で開かれる。南北首脳会談に携わる韓国の政治家の講演や、K―POPグループのコンサートなどがある。

 ワンコリアフェスは在日コリアン3世の鄭甲寿(チョンカプス)さん(64)が1985年から毎年開いてきた。南北、米朝の首脳会談をきっかけに南北統一や朝鮮戦争終結への期待が高まる中、鄭さんは「統一を願い続け、ようやく時が熟してきた。南北だけでなく、東アジアの平和への機運をさらに高めていきたい」と意気込む。
 
 11日の講演は、韓国大統領の諮問機関「民主平和統一諮問会議」の金徳龍(キムドンリョン)・首席副議長が「板門店宣言の意義」をテーマに話す。

 10日午後3〜6時はKCC会館(中川西2丁目)で、南北関係などについて考えるシンポジウムがある。11日午後1〜6時は、市立御幸森小学校(桃谷5丁目)で特別講演や日韓のプロミュージシャン13組のコンサートがある。入場無料。

https://www.asahi.com/articles/CMTW1811082800001.html
朝日新聞デジタル 2018年11月8日14時34分