イスラマバード(CNN) パキスタン南部シンド州のイムラン・イスマイル知事は、州都カラチの中国領事館が正体不明の襲撃者に襲われたと発表した。

知事によると、同領事館はカラチの中でも高度な警備体制が敷かれている地域に所在する。カラチにある他の領事館でもセキュリティーを厳重にしているという。

現地ジンナー病院の救急対応幹部によると、2人の警察官を含む4人が死亡した。この病院によると、攻撃は既に終了したという。

現場付近にいたトルコ・アナトリア通信の記者によると、襲撃者は3、4人で、銃声が継続し、小さな爆発音も聞こえたという。

分離独立派の「バルチスタン解放軍(BLA)」が犯行声明を出した。CNNはこの組織の関与を独自に確認できていない。

BLAはこの20年ほど、同州で分離独立を求めて攻撃を行ってきた。同州の鉱物資源を州政府が独占していることに反発しているとされ、同州で働く中国人技術者を殺害や誘拐したことがある。


https://www.cnn.co.jp/world/35129128.html
CNN 2018.11.23 Fri posted at 15:18 JST