中学校の近くに暴力団事務所を開設したとして、警視庁組織犯罪対策3課などは、東京都暴力団排除条例違反容疑などで、指定暴力団住吉会系組長、堺こと陳俊二容疑者(57)=韓国籍、東京都新宿区西新宿=とスポーツジム運営会社「サムタイム」代表、大竹茂容疑者(38)=中野区江古田=ら4人を逮捕した。

 調べに対し、3人が容疑を否認し、陳容疑者は「スポーツジムだ。事務所ではない」と供述。大竹容疑者は「弁護士と会ってから話す」と認否を留保している。同課によると、室内からバーベルセットなどが確認されたが、運営実態はなかったという。

逮捕容疑は共謀して、平成29年11月ごろ、中学校から200メートル以内にあった中野区弥生町の戸建て住宅1階に暴力団事務所を開設し、運営したなどとしている。

 陳容疑者の組は住吉会傘下の3次団体で、都内を縄張りにしていた暴走族で準暴力団「関東連合」(解散)の元メンバーを吸収する形で勢力を拡大しており、警視庁による摘発が相次いでいる。

https://www.sankei.com/affairs/news/181123/afr1811230020-n1.html
産経 2018.11.23 16:37