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▲「明治維新が朝鮮に問う」チョ・ヨンジュン著

日本の歴史に精通していない人々にとって「明治維新」は非常に観念的で抽象的だ。もちろん一文でまとめることはできる。「幕府封建体制を壊して近代化を導いた革命」と…。その結果、日本は東洋で最初に近代化を成し遂げ強大国に跳躍し、東アジアの覇権を握るために朝鮮と中国を侵略したとも…。

果たしてこれが明治維新の本来の姿だろうか?いったい日本列島で何が起きたので革命がそのように一瀉千里に進んだのだろうか?あまりに多い風説はおくとしても、それを進めるほどの資本力はどこで用意したのだろうか?ひょっとして反対する勢力はなかったのだろうか?ただ「明治維新という一つの革命を経て日本は帝国主義の面目を保った」というには理解できない問いが続く。

明治維新150年をむかえる2018年、<明治維新が朝鮮に問う>(チョ・ヨンジュン著/チョ・ヨンジュン写真)はその問いから始まった。そしてこの本は日本の庶民文化探求に優れた成果を見せる文化探査ジャーナリスト、チョ・ヨンジュン作家の会心作だ。<日本陶磁器旅行>シリーズを出した著者は韓国人が最も多く訪れる国なのに肝心の深い所がよくわからない日本の庶民文化探求に優れた成果を見せる。

この本を読めば途方もない事実に驚くことになる。明治維新と関連した勤王運動の正体、孝明日王の死、明治日王の正体、貞明王妃と明治維新の主役らの出身など、はばかることなく掘り下げたからだ。それでもこの本は隣国日本だけの話ではない。この本を通じて日本最初の西洋銃製作から朝鮮侵略まで、彼らが隠そうとするその黒幕を覗き見ることができる。

結局<明治維新が朝鮮に問う>は他国の話ではなく大韓民国に生きる私たちが必ず知っておかなければならない歴史の話だ。

オム・ミニョン記者

ソース:スポーツ京郷(韓国語) 話題の本|日本が隠したい秘密ら「明治維新が朝鮮に訪れる」
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