韓経:米関税爆弾なら…現代・起亜車、年間50万台輸出ふさがる

[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版]2018年11月30日 09時49分

  「トランプ発自動車関税爆弾」が現実化する可能性が高まっている。トランプ米大統領が輸入自動車に25%の高率関税を適用すると公開的に言及したのだ。高関税が適用される場合、韓国自動車業界は崩れていくという懸念が多い。
ルノーサムスン自動車と韓国GMの国内生産台数は半減するのいうのが業界の予想だ。年間50万台以上の現代・起亜自動車の米国輸出も事実上ふさがり、大きな打撃が避けられない。
今でも厳しい部品会社は直ちに直撃弾を受けるという分析だ。 

  ◆年間85万台の輸出ふさがる 

  輸入自動車および部品に25%の関税を適用するというトランプ大統領の発言が現実になれば、韓国国内の自動車産業の生態系は根本から揺れるという見方が多い。
米国が韓国自動車業界の最大の輸出市場であるからだ。米国に輸出する韓国産自動車は年間85万台(約1兆5600億円分)にのぼる。昨年韓国が輸出した自動車253万194台の約33%に相当する。 

  高関税が適用される場合、ルノーサムスンが大きな打撃を受けるのというのが業界の予想だ。対米輸出依存度が最も高いからだ。ルノーサムスン釜山(プサン)工場は
今年1−10月に18万2624台を生産し、11万9367台を海外に販売した。このうち米国への輸出は9万934台。同社の輸出全体の76.1%を占める。釜山工場の生産台数の半分に近い。
ルノーサムスンが米国に輸出する車種は小型SUV「ローグ」。日産から2014年に生産委託され、来年8月まで生産する車だ。 

https://s.japanese.joins.com/article/j_article.php?aid=247647