【ワシントン=大木聖馬】米国のポンペオ国務長官は10日、米ラジオ局との電話インタビューで、貿易や安全保障などの分野で対立が深まっている中国について、「中・長期的に米国が直面する最大の脅威だ」と述べ、強い警戒感を示した。

ポンペオ氏は、中国が衛星や極超音速兵器、人工知能(AI)の分野で能力向上を進め、「軍が中国の領土内だけでなく、遠征して作戦行動ができるように能力構築を続けている」との認識を示した。これまでの中国の行動が「非常に攻撃的だ」とも批判した。

 中国がロシアよりも欧米への脅威となるかを問われたポンペオ氏は、「疑う余地はない」と明言し、「米国は(中国との)あらゆる戦いの場で向き合えるようにする決意だ」と述べた。


https://www.yomiuri.co.jp/world/20181211-OYT1T50069.html
読売 2018年12月11日 18時10分