ホワイトハウスがこの問題について米司法省や中国当局者と協議

孟CFOはカナダの裁判所で保釈を認められる

トランプ米大統領は対中貿易交渉での合意に役立つならば、中国の華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の孟晩舟最高財務責任者(CFO)の問題に介入する考えを示した。

トランプ大統領は11日に大統領執務室でロイター通信のインタビューに応じ、「過去最大規模になることが確実で極めて重要な通商合意と、国家安全保障にプラスになると考えられる場合、必要だと思えば私はもちろん介入する」と語った。

孟氏は今月初めに米当局の要請でカナダで逮捕された。米当局は同氏が銀行を欺いてイランと関連ある取引を決済させ米国の制裁法に違反させたとして、身柄の引き渡しを求めている。同氏は11日にカナダの裁判所で750万ドル(約8億5000万円)の納付と引き換えに保釈を認められた。これにより、同氏はバンクーバーの自宅に戻ることができるが、引き渡し手続きは続く。

  トランプ大統領はロイター通信に対し、ホワイトハウスがこの問題について米司法省や中国当局者と協議したことを明らかにした。大統領はまた、中国の習近平国家主席とこの件で話したかとの質問に対し、中国側は「まだ私に電話してきていない。政権の他のメンバーとは話しているが、私にはまだだ」と答えた。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-12-12/PJLU4E6JTSEC01
ブルームバーグ 2018年12月12日 14:26 JST