12/12(水) 17:23配信

中央日報日本語版

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が米国時事週刊誌タイム誌の2018「パーソン・オブ・ザ・イヤー(Person of the Year、今年の人)」の5位に選ばれた。

タイム誌は11日(現地時間)、ホームページを通じて今年の人に選ばれた「監視者(The Guardians)」以外に最終候補に上がった6人のランキングを共に公開した。

文大統領は今年の人物受賞者を含んで5位に選ばれた。

タイム誌は文大統領を「グローバル危機を防ぐために外交的冒険をした韓国の指導者」と評価した。

3回にわたる南北首脳会談を導いた経験を紹介し、「文大統領は分断された国を統一する希望を長らく抱いてきた」とし「『ベテラン交渉家』で、2007年には盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の秘書室長として南北首脳会談を仲裁したりもした」と説明した。

パーソン・オブ・ザ・イヤーに選ばれなかった最終候補のうち2位はドナルド・トランプ米大統領が占めた。また、3位はロシアの2016年米大統領選への介入疑惑を捜査するロバート・ミュラー特別検察官、4位は2月17人が亡くなったフロリダ州のマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校銃器乱射事件以降銃器規制を求めてデモを行う学生たち、6位は黒人スーパーヒーローの誕生を予告して熱烈な支持を得た映画『ブラックパンサー』のライアン・クーグラー監督、7位はハリウッド女優として5月に英国のヘンリー王子と結婚したメーガン・マークル王子妃の順だ。

パーソン・オブ・ザ・イヤーには▼サウジアラビア出身の反体制ジャーナリストのジャマル・カショギさん▲ミャンマーで少数民族ロヒンギャの迫害を取材したところ、当局に逮捕されて有罪判決を受けたロイター通信記者2人▼フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領を批判して起訴された報道機関社長マリア・レッサさん▼銃器乱射で殺害された米メリーランド州地域新聞記者−−など真実を伝えるために暴力に対抗したジャーナリストが選ばれた。

タイム誌は表紙に「真実を監視する者」(guardians of truth)という文面を入れてジャーナリストの業績を賛えた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181212-00000048-cnippou-kr