外国の運転免許証があれば日本の免許試験の一部が免除される制度を悪用し、運転経験のないネパール人の本国での免許証を偽造し、不正に日本の免許証に切り替えたとしてネパール国籍の兄弟が警視庁に逮捕されました。

 逮捕されたのは、ネパール国籍のプスカル・タパ容疑者(37)と弟のアショク・タパ容疑者(36)です。

 2人は外国の運転免許証があれば免許試験の一部が免除される制度を悪用し、おととし3月、日本に住むネパール人の男の本国での免許を偽造して警視庁鮫洲運転免許試験場の職員をだまし、日本の免許証を不正に取得した疑いがもたれています。

 2人は男から18万円の報酬を受け取り、ネパールにいるブローカーに偽造免許の作成を依頼していたということです。

 「私はネパールの免許センターで働いている人にお願いしてもらって、(運転免許を)作ってもらっていた。ネパールはお金さえ払えば、免許でも何でも届くから」(犯行の手口を知る関係者)

 2人はネパールで運転経験のない客のために、実技試験の対策として埼玉県内の運転教習所で運転の練習をさせていたということです。

 「右とか左とか止まれとか、それだけ教えればOKだろうし」(犯行の手口を知る関係者)

 取り調べに対し兄は容疑を否認、弟は容疑を一部否認しています。

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(28日11:23) TBSnews提供

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