【ソウル聯合ニュース】韓国政府が米朝首脳再会談の後続措置として韓国、北朝鮮、米国の3カ国間の「半官半民(1・5トラック)」協議開催を進めるなど、仲介役として積極的に行動する方針を確認した。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は4日、青瓦台(大統領府)で国家安全保障会議(NSC)を開いた。青瓦台の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官によると、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官、趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官、鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官がそれぞれ後続措置に関するプランを報告した。

外交部の康長官は「朝米首脳再会談で争点が『寧辺プラスアルファ』対『制裁解除』であることが明確になった。朝米間の実質的な仲介策を講じる。1月にスウェーデンで行われた南北米間の会合の経験を基に『半官半民(1・5トラック)協議』を開催することも推進する」と報告した。

 統一部の趙長官は「北朝鮮は今回の会談結果を評価してから、対米、対韓国の戦略を再検討するだろう。内部の政治日程や状況整理に時間がかかるとみられる」と説明した上で、「(中断している)開城工業団地や金剛山観光の再開と関連し、対米協議を準備する」と報告した。

 国防部の鄭長官は「北朝鮮との対話のモメンタム(勢い)を維持するため、(韓国と北朝鮮が昨年9月に署名した)軍事分野合意を忠実に履行していく。3月中に南北軍事会談を開催し、年内に軍事合意に対する実質的な履行策を講じる」とした。

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聯合ニュース 2019.03.04 17:35

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NSCで発言する文大統領(左から2人目)=4日、ソウル(聯合ニュース)