■芸能界引退V.I 日本でも性接待あっせんか
東スポWeb 3/19(火) 11:04配信

性接待あっせん疑惑が報じられ、自身のインスタグラムで芸能界引退を表明した韓国の人気グループ「BIGBANG」の元メンバー、イ・スンヒョン(引退前の芸名V.I=ヴィ・アイ)氏(28)が、売春のため日本にまで女性を送っていたという疑惑が浮上している。カネに困っているわけでもない韓国のスーパースターがなぜ売春あっせんに関わったのか。専門家が解説する。

韓国警察は14日午後2時、イ氏が性的サービスを含む接待に関与した疑いがあるとして、売春あっせん容疑で出頭させ、事情聴取。イ氏は疑惑を受け11日に芸能界引退を表明していたが、関与は否定している。

一方、韓国紙「中央日報」(電子版)は先日、「売春のために女性を日本に送ったという情報を検察が入手した」と報じた。情報提供者A氏が「日本の建設会社の関係者が韓国を訪問すると、V.Iがクラブで接待し、売春を目的に韓国女性を日本に送ることもした」と話しているという。

なぜ、そんな“遠征売春のあっせん”疑惑までが出るのか。単行本「新版 ヤクザと妓生が作った大韓民国〜日韓戦後裏面史」の構成・インタビューに携わった文筆人の但馬オサム氏はこう語る。

「もともと性接待は朝鮮の文化なのです。ある世代の男性にはなつかしい、妓生(キーセン)は、そもそも宮廷の官吏や大陸からの使者を歌舞(うたまい)や性的奉仕で慰める高級芸妓を意味しました。朴正熙政権時代、妓生は半公務員化され、外国人の要人の接待に使われたほか、観光客(主に日本人)相手に外貨を稼ぐ役目も担っていました」

この妓生を管理していたのが、かつてのKCIA(韓国国家情報局)だったという。

「当時の韓国の芸能人はすべてKCIAの管理下にありました。むろん、女優や女性歌手は時に大統領をはじめ政権幹部、あるいは外国の高官の夜伽(よとぎ)に担ぎ出されたことでしょう。いわば、KCIA自体が、政府直轄の芸能プロダクション兼売春クラブを経営していたといえます。現在の韓国でも時折、女優の性接待スキャンダルが持ち上がりますが、そういう伝統を引きずっているからなのです」と但馬氏。

次々に疑惑が出てしまう、しかるべき土壌もあるようだ。

但馬氏は「ビジネスマンの世界でも夜の接待は欠かせません。韓国から取引先の部長を日本に呼んだら、まるで当然のように性接待を要求してきて当惑したなんて話は枚挙にいとまがありません」と言う。

ひょっとすると、イ氏にとって芸能界を生き抜くにはさまざまなコネが必要で、性接待はビジネスをうまく運ぶための人間関係構築の潤滑油という認識だったのかもしれない。

「それにしては、やり方もなかなか堂に入ったもので、その道のプロを思わせます。芸能界を“クビ”になっても、こっちのほうで食っていけるかもしれません」(同)

ちなみに、朴槿恵前大統領が就任後、初の訪米を果たしたとき、同行した報道官が、在米韓国大使館から派遣された女性通訳に性サービスを要求し、大問題になったことがあった。

但馬氏は「彼はおそらく、女性通訳を性接待のためのコンパニオンと勘違いしたのでしょう。あるいは、俺は大統領付きの報道官だ、女性通訳ごときが性接待するのは当たり前だ、ぐらいに思っていたのかもしれません。立場の上の者は下の者にどんな理不尽な要求をしてもいい、というのが韓国の古い道徳観です。しかし、アメリカ暮らしの長かった女性通訳には、それは通じなかったようです」と指摘している。

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