ブルックス元在韓米軍司令官が明かす

 ビンセント・ブルックス元在韓米軍司令官が、2017年の北朝鮮との戦争準備について「実際的かつ本物(real and true)」だったと語ったことが分かった。当時、北朝鮮の核・ミサイル実験を巡って米国のドナルド・トランプ大統領が「炎と怒り」に言及し、韓半島(朝鮮半島)は一触即発の危機的状況へと突き進んでいた。

 CNNテレビで外交・安全保障問題を担当するカイリー・アトウッド記者は15日(現地時間)、ツイッターに「『2017年、トランプ大統領は北朝鮮との戦争に本気だったか』という質問に、ビンセント・ブルックス元在韓米軍司令官は『そうだ』と答えた。ブルックス元司令官は『トランプ大統領は本気だった。われわれが戦争に向かっていく能力と準備体制は実際的で、本物だった』と語った」「ブルックス元司令官は、以前示したよりもさらに強力な(北朝鮮との戦争)計画を持っていた」と書き込んだ。アトウッド記者は、自分がいつブルックス元司令官から話を聞いたのか、ツイッターで詳細を明らかにはしなかった。しかし15日にブルックス元司令官が米国スタンフォード大学で講演を行っていることを考慮すると、このときに関連の発言がなされたものとみられる。

ワシントン=趙儀俊(チョ・ウィジュン)特派員

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/03/20/2019032080041.html
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2019/03/20 10:16