産業の高度化が進み内需前提の第3次産業が主力で、家計所得が安定している先進国の場合、家計負債のGDP比が70%強あるのは理解できる。
家計所得が安定しない産業構造にある新興国は、やはり信用がないから負債が小さくなるのは仕方ない。

家計所得がまだまだ不安定な韓国が先進国市場以上に対GDP家計負債比が高いのはやはり問題だろう。
家計負債は、政府負債のように半永久的にロールオーバーできるものではなく、必ずどこかで返済されなければならないからだ。

韓国政府は、家計負債の抑制のために融資規制を強化したり、所得拡大のために最低賃金の引き上げを行っているが、まだ成果が出ていない。
これと言った対策がない中で、現行の政策を続けて、幸運が来るのを待つしかない。