国の最初の象徴が国旗ならば2番目は紙幣だ。だれでも毎日使い外国人も最初に接し人々にはなじみ深い。国ごとに紙幣デザインを総合芸術と考え、国のアイデンティティと歴史・文化を盛り込むのに心血を注ぐ理由だ。

※米英の紙幣の説明(割愛)

中国は1999年に紙幣の図案を全面改編しすべての紙幣の表面を毛沢東の肖像が独占することになった。それまでの旧100元札に毛沢東と建国の主役の横顔を入れ、少数民族の肖像を入れたのと対照的だ。旧2角札には朝鮮族の肖像もあった。

一昨日日本政府が1万円札に渋沢栄一(1840〜1931)を採用するなど紙幣の人物を全面改編すると発表して議論を呼んでいる。渋沢は第一国立銀行、東京証券取引所、東京ガスなど多くの機関・企業を設立し「日本経済の父」と呼ばれる。

日本では称えられるだろうが韓国としてはあまり愉快でない。彼が大韓帝国の近代貨幣発行、鉄道敷設、京城電気(韓国電力の前身)を通じて経済浸透を先導したためだ。日本は既存紙幣も明治時代(1868〜1912)の人物だ。中国の紙幣の毛沢東一色のように日本指導層の精神的背景を読み取れる。

これに対し韓国の紙幣の人物は「朝鮮前期に、李氏の姓を持つ男性」が大多数だ。退渓、栗谷ら性理学者が代表人物なのか疑問で、申師任堂と栗谷のように世界で唯一母子が紙幣の人物も首をかしげさせる。

議論が多いリデノミネーション(通貨単位切り下げ)はすぐには難しくても紙幣の図案は変える時になった。人物から多様化し、大韓民国が成し遂げた成就を盛り込む必要がある。まず偉人の功よりは過を暴きすべての議論がブラックホールのように政治論争化する社会の雰囲気から刷新すべきだが…。


2019年04月11日09時36分 [韓国経済新聞/中央日報日本語版]
https://japanese.joins.com/article/230/252230.html?servcode=100&;sectcode=120

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