ナルヒト(徳仁)日本王世子の日王即位が目前に近づいたが、韓国政府はまだ特別なメッセージを出していない。最近の悪化した両国間の雰囲気を政府が反転させることができる良い機会を逃しているという指摘が出ている。

わが政府が日王即位と関連して出した公式反応は去る2日、キム・インチョル外交部報道官が定例ブリーフィングで「政府としては今後も韓日関係が未来指向的に発展していくことを期待する」と明らかにしたのが全てだ。

アキヒト(明仁)日王の退任は30日、徳仁王世子の即位は来月1日に予定されている。この期間、外交使節団が訪問する行事は予定されていない。別途の祝電などを送らない限り、韓国政府は30日〜5月1日に特別な歓迎の立場なしのまま過ごす公算が高い。

外交部当局者は去る2日、記者らと会って「政府要人のうち即位式に誰が行くのか」という質問に「5月1日には私たちだけでなく、他のどこも(来ない)」として「なぜなら参加する式がないと知っているから」と伝えた。

日本政府は約半年後の10月22日、各国外交使節団を招待して即位式行事を行う予定だ。この期間には新しい日王夫妻がオープンカーに上がって国民に挨拶するカーパレードと披露宴などが続き雰囲気が絶頂に達すると展望される。

しかし、下半期まで韓日葛藤が続く場合、即位式に参加する代表使節団の構成にも影響しないかという憂慮が出てくる。

1989年、明仁日王即位式時は当時、国務総理であったカン・ヨンフン総理が韓国政府を代表して参加した。他の外交部当局者は「日王即位式の時、誰が行かなければならないのかに対する慣例はない」として「行事時期が近づけば議論して決める予定」と明らかにした。

韓日葛藤はまだ「現在進行形」だ。29日、合計537件の強制徴用被害事例に対する訴訟が光州地方裁判所に追加受理された。この訴訟は三菱重工業など日本企業9社を対象にしている。同日、日本海軍は韓国軍が釜山近海で主導する聨合海上訓練に参加しなかった。

[アン・ジョンフン記者]

ソース:毎日経済(韓国語) 5月1日徳仁日王即位…政府祝い「まだ」
https://www.mk.co.kr/news/politics/view/2019/04/274564/