【NQN香港=柘植康文】

13日の韓国株式市場で総合株価指数(KOSPI)は反落した。終値は前週末比29.03ポイント(1.37%)安の2079.01と、1月14日以来、約4カ月ぶりの安値を付けた。

トランプ米政権が中国からの全ての輸入品に制裁関税を拡大する詳細案を13日に発表する見通しで、米中貿易摩擦の激化による世界景気の減速懸念から売りが出た。通貨・ウォンの対ドルでの下落も韓国株の先安観につながった。

サムスン電子や半導体のSKハイニックス、家電のLG電子が下落した。現代自動車や化学のロッテケミカルも下げた。医薬品のサムスンバイオロジクスや化粧品のアモーレパシフィックグループに売りが出た。

半面、ゲーム開発のNCソフトは上昇した。


2019/5/13 16:01日本経済新聞 電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXLASB2IDE22_T10C19A5000000/