【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が30日、中国との国境を流れる鴨緑江付近の農場で発生したと国際獣疫事務局(OIE)に報告した「アフリカ豚コレラ」は、感染した豚やイノシシの致死率が最大で100%と極めて高い家畜伝染病だ。人には感染しない。ワクチンや治療法もまだ開発されていない。

韓国農林畜産食品部によると、アフリカ豚コレラはウイルスにより発症し、主な症状は出血や発熱だ。

高熱や下痢を伴う甚急性型、急性型は発症から1〜9日で死に、致死率は100%、または100%に近い。急性型より症状が軽い亜急性型は発症から20日程度で死亡し、致死率は30〜70%だ。発育不良や肺炎などの症状が出る慢性型は致死率が20%未満となっている。

 致死率が非常に高く、外国の発生国では感染が確認された畜産農家で飼育されている豚の全頭殺処分政策を実施している。北朝鮮でも、アフリカ豚コレラが最初に発生した鴨緑江近くの農場で飼育していた豚99頭のうち77頭が死に、22頭は殺処分された。アフリカ豚コレラが猛威を振るっている中国では、今年に入り数カ月のうちに全ての豚の2割程度が殺処分された。

 韓国政府は、北朝鮮で発生したアフリカ豚コレラが野生のイノシシを介して韓国国内に広がる可能性を警戒し、北朝鮮との境界地域にある全ての養豚農家に野生イノシシ捕獲のためのおりなどを設置して備える方針だ。

https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20190531001900882?section=society-culture/index
聯合ニュース 2019.05.31 15:07

https://i.imgur.com/C5eturs.jpg
養豚農家は北豚コレラに警戒を強めている=(聯合ニュースTV)

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