史上初の米朝首脳会談から1年。北朝鮮の外務省はこれにあわせて発表した談話で、アメリカが「この1年間、北朝鮮の核放棄にばかり固執している」と批判し、譲歩を求めました。

 北朝鮮の朝鮮中央テレビが4日夜、報じた談話で、外務省報道官は「アメリカはこの1年間、朝米共同声明の履行に背を向け、我々の一方的な核放棄にばかり固執した」と批判。新たな米朝関係の確立と朝鮮半島の非核化を目指すとした共同声明について、北朝鮮は「できるかぎりの努力は全てした」と主張した上で、「アメリカが敵視政策に執着し続けるなら、声明の運命は約束できない」とけん制しました。ただ、「声明履行の意志に変わりはない」として、改めてアメリカに譲歩を要求しました。

 北朝鮮が制裁の段階的な解除を主張する一方、アメリカは非核化優先の構えを崩しておらず、北朝鮮は、いらだちを募らせています。

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3691394.html
TBS NEWS 2019年6月5日(水)

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