【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が北欧3カ国歴訪中に行った2度の演説で北朝鮮に非核化対話への復帰を呼びかけたことに対し、北朝鮮は沈黙を守る一方で、南北共同宣言から19周年に当たる15日に合わせて韓国に同宣言の履行を要求している。

北朝鮮の対韓国宣伝用ウェブサイト「わが民族同士」は16日、「わが民族が生きる道は外勢依存ではなく、民族同士が力を合わせて北南(南北)宣言を誠実に履行することにある」と主張した。対外向け宣伝サイト「朝鮮の今日」も「北南宣言に対する立場と態度は平和と繁栄、関係改善を望むか望まないかを分ける試金石」と強調し、南北首脳が署名した昨年4月の板門店宣言と同9月の平壌共同宣言の「初心」に戻るよう求めた。

北朝鮮メディアは15日にも南北共同宣言から19周年を迎えたことに触れながら、宣言の履行を求めた。

 一方、文大統領が北欧歴訪での2度の演説で金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)に非核化対話に復帰するよう求めたことに対し、北朝鮮は反応を見せていない。

https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20190616000800882?section=nk/index
聯合ニュース 2019.06.16 16:54