【ソウル時事】朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省は27日、米朝対話について、「南朝鮮当局(韓国)が口出しする問題ではなく、南当局を通じて行うことは絶対にない」と強調し、「仲介役」を自称する韓国の文在寅政権に苦言を呈した。同省の米国担当局長が談話を発表した。

 文大統領は26日、聯合ニュースなどとの書面インタビューで、3回目の首脳会談をめぐり、「(米朝間で)対話が行われている」と明らかにした。また、南北間でも「多様なルートで対話が行われている」と説明し、北朝鮮との融和ムード盛り上げを図っていた。
 これに対し、北朝鮮外務省は、米朝間は金正恩朝鮮労働党委員長とトランプ大統領の「親密な関係」に基づいていると強調。「北南間でも多様な交流と水面下の対話が進んでいるように宣伝しているが、そんなことは一つもない」と反論した。ただ、文氏を名指しで批判することは避けた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019062700850&;g=int
時事ドットコム 2019年06月27日15時47分