2019年7月2日、中国版ツイッター・微博で、日本政府が東京五輪・パラリンピック期間中の感染症検査体制強化を目的にエボラ出血熱などのウイルスを国立感染研究所に輸入することを認めたと報じられ、一時検索ワードランキング2位に入るなど大きな注目を集めた。

中国の動画アプリ梨視頻の微博アカウントは2日、日本政府が1日に国立感染研究所によるエボラウイルス輸入を認可したと紹介。開催期間中の関連疾病検査能力を強化するための研究に用いられるとする一方で、エボラウイルスは感染性が非常に高く危険なウイルスとされていることから、研究所の近隣住民から憂慮の声が出ているとし、日本政府が安全管理強化に努めると回答したことを伝えている。

中国のネットユーザーは「科学研究はいいが、必ずちゃんとコントロールしてくれ」「輸入後、中国にやってくる日本人の検査を厳しくすることを提案する」「輸入するよりアフリカの感染が深刻な地域に行って研究をした方がいいのではないか」「安全管理をするなら、首相官邸の近くに研究所を建てればいいじゃないか」といったコメントを寄せた。

また、細菌という言葉に反応し、「日本人は細菌を扱うのが好きなんだな」「まさか細菌兵器の研究じゃないだろうな。日本には前科があるからな」など、旧日本軍の731部隊と絡めて懸念を示すユーザーも多く見られた。
Record china
2019年7月3日(水) 14時40分
https://www.recordchina.co.jp/b726656-s0-c30-d0135.html