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北朝鮮に留学していて、先週から行方が分からなくなっていたオーストラリア人男性が4日、スウェーデン政府の特使とともに空路で北京に到着し、無事が確認されました。

無事が確認されたのは、アジア系オーストラリア人のアレック・シグリーさん(29)です。

シグリーさんは日本人女性と結婚していて、北朝鮮のピョンヤンにあるキム・イルソン(金日成)総合大学で北朝鮮文学を学びながら、ツイッターで現地の様子を撮影した写真を公開していましたが、先月25日から行方が分からなくなっていました。

こうした中、オーストラリア政府に代わって領事業務を行っているスウェーデン政府の特使が1日からピョンヤンを訪れていましたが、シグリーさんは4日昼すぎ、この特使とともに、空路でピョンヤンから北京の空港に到着しました。

記者団の質問に対して、シグリーさんは本人であることを認めたうえで「私は大丈夫です」と笑顔も見せながら答えましたが、「ピョンヤンで何があったのか」という問いかけには答えませんでした。

オーストラリアのモリソン首相は4日、議会で、シグリーさんは身柄を拘束されていたが、4日、解放されたと明らかにしました。

そのうえで「男性の解放のために支援してくれたスウェーデン政府に深く感謝する。男性が無事であることが分かり、すべての人が喜んでいるだろう」と述べました。

ただ、シグリーさんがなぜ拘束されていたかは、今のところ分かっていません。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20190704/k10011982351000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_001
NHKニュース 2019年7月4日 15時23分