立憲民主党の蓮舫副代表は4日、参院選の野党統一候補応援のため山梨県入りし、甲府市のJR甲府駅前での演説で、政府が最新鋭ステルス戦闘機F35を105機追加購入する計画を「爆買い」と改めて批判した。

 蓮舫氏は、航空自衛隊三沢基地(青森県)のF35が4月に同県沖の太平洋で墜落し、事故原因が分からないことに触れ、「1機100億円、100機1兆円、爆買いをするのが本当にいいんだろうか」と主張した。

 「少子化なのに、なぜ児童虐待が減らないのか、実の親が自分の子供をあやめるのか、いじめがなくならないのか、自殺がなくならないのか、大学を出て奨学金という借金を抱えなければいけないのか」と指摘。

 「今やらなければいけないのは戦闘機の爆買いではない。子供たちの安全、次の世代の安心、未来の子供たちに可能性を残すことこそが私たちが目指す政治の在り方だ」と訴えた。

 蓮舫氏は6月にも山梨県内で、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の秋田と山口への配備計画に関連し、「防衛予算の爆買いにはあふれるようなお金があるのに、年金にはお金が回らない」と演説していた。

https://www.sankei.com/politics/news/190704/plt1907040089-n1.html
産経ニュース 2019.7.4 20:19