ヘラルド経済 2019.07.08

日本政府が韓国の半導体・ディスプレー核心素材などの輸出を規制する経済制裁を発表した中で、
国内の消費者の間で日本製品不買運動が広がっている。 社会関係網サービス(SNS)とオンラインコミュニティでは、
「BOYCOTT JAPAN、行きません。買いません」というフレーズと日本ブランドのリストが共有されている。
韓国政府の報復措置を要求している大統領府国民請願は8日間で3万3000人が署名した。

しかし、日本の不買運動が急速に広がるオンラインとは異なり、オフラインでは雰囲気が全く違った。
去る6日午後4時頃訪れた江南駅一帯の日本ブランドの店舗はまだ客でにぎわっていた。

ちょうど割引イベントを進行していた日本の生活用品ブランド無印良品(MUJI)のソウル江南店1階には客で賑わっていた。
この日店頭で出会った大学生ユ・ヒョンジュ(仮名・23)氏は、「日本不買運動を支持するが参加するのは難しいようだ」とし、
「日本ブランドの製品をいちいち選抜して不買するのも面倒」と述べた。 会社員バク・ギュウォン(仮名・35)氏も
「不買運動については知っているが、実際に周辺で実践する人は多くないようだ」と言って慌てて場を去った。

日本のアパレルブランドであるユニクロも状況は似ていた。 夏の必須製品割引イベントを進行するユニクロ江南店は、
服を選ぶ客でごった返していた。 この日ユニクロを訪れた会社員キム・イェジン(仮名・28)氏は、
「不買運動をしているというが、すぐに体感できないようだ」とし「帰りに訪れた江南新世界百貨店も人が多かった」と話した。
家族と一緒に店を訪れたバク・ジンウク(仮名・46)氏も「ユニクロほど安く質の良い服売り場はあまりない」と述べた。
不買運動拡散の兆しについてユニクロ関係者は、「今のところ推移を見守るしかない状況だ」と言葉を惜しんだ

近くにある日本の靴売り場のABCマート江南本店は無印良品・ユニクロと比較して少ない客層だが、それでも日本の不買運動の余波を感じるのは難しかった。
ABCマートが日本のブランドだということを気づいていない客もいた。 店頭で出会ったキム・ジュウォン(仮名・31)氏は、
「ABCマートが日本のブランドだとは知らなかった」とし「今後はABCマートで製品を購入のを迷うようだ」と話した。中略

ソ・ヨン淑明女子大経営教授も「大多数の人々はオンラインで感情を積極的に表出する一方、オフラインでは消極的である」とし
「不買運動がオンラインからオフラインにつながらない場合は一時的な現象で終わる可能性が高い」と述べた。

http://biz.heraldcorp.com/view.php?ud=20190708000190