国連食糧農業機関(FAO)は15日、2018年に世界の人口の9人に1人にあたる
8億2000万人が栄養不足に陥っているとの報告書を発表した。

北朝鮮では人口の半数近くが栄養不足で、北朝鮮の食糧事情が悪化している状況が浮き彫りとなった。

報告書によると、世界の栄養不足人口比率は、04〜06年の14・4%から16〜18年は10・7%に減少し、改善がみられた。
一方、北朝鮮では、04〜06年の35・4%から16〜18年は47・8%と大幅に増加しており、1220万人が栄養不足に陥っているという。

国連が今年3月に公表した報告書でも、北朝鮮の18年の食糧生産量が自然災害などによって過去10年で最低水準まで落ち込み、
特に農村部で食糧不足が深刻になっていることが指摘されている。
https://news.biglobe.ne.jp/international/0716/ym_190716_4509917113.html