京都市のアニメ制作会社「京都アニメーション」のスタジオで多数の死傷者が出た放火事件で、
韓国メディアは事実関係を淡々と報じた。インターネット上では、事件を報じる記事に対し、
日本政府による輸出管理の厳格化で激化した日韓対立に絡めて安倍晋三政権を非難する書き込みも散見されたが、
「安倍は憎いが、犠牲者の冥福を祈ります」といったコメントが目立った。

韓国南部の晋州(チンジュ)で4月、男がマンションに放火して逃げる住民らを次々刺し、
十数人が死傷した事件を挙げ、日韓ともに残忍な事件が起きていることを嘆く書き込みもあった。

この種のニュースについては、日本への悪口を自制して「成熟した姿を示そう」といった呼び掛けも目につき、
「無辜(むこ)の人々の死を前に哀悼の意を表すのが当然の礼儀で、常識だ」と強調する人もいた。

「悪口ではなく、哀悼を」といった書き込みには多くの共感も寄せられた。
https://www.sankei.com/world/news/190719/wor1907190026-n1.html