【ソウル=豊浦潤一】露軍機による島根県・竹島周辺の領空侵犯を巡り、韓国国防省は24日、ロシアの駐在武官が領空を侵犯しておらず、韓国側が飛行を妨害したとする公式の立場を伝えてきたと発表した。

 ロシアは23日、外交ルートを通じて遺憾の意を表明し、正確な調査と再発防止のために努力するという立場を伝えてきたが、24日になって「相反する主張」に転じたという。韓国国防省はロシア側が「事実をわい曲した」と非難している。

 韓国大統領府高官によると、ロシアの駐在武官は23日には「機器の誤作動で計画していない地域に侵入した」と、韓国国防省政策企画官に伝えていたという。

 韓国国防省はロシア軍機が「領空侵犯」した明確な証拠を持っているという。ロシアの駐在武官が23日、韓国側が持っている証拠を見せるように公式に要請したため、実務協議を通じて事実確認を行う方針という。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20190724-OYT1T50323/
讀賣新聞 2019年7月24日(水) 22:46