● 実践方式と強弱の度合いは我々それぞれの役割
● 怪物首相を作った日本国民も事態を振り返るべき

(写真)
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▲ たぶんチョ・ジェヨン市民社会部長
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ある人は「NO日本」と言い、ある人は「NO安倍」と言う。

「あなたはどう考えますか?」という質問を受けたら、「NO安倍ではなく、NO日本でなければならない」と答えるだろう。NO安倍は間違いではないが、NO安倍だけでは日本の誤りを正せないと思うからである。NO日本という大きな流れの中にNO安倍があるべきで、NO日本は行わずにNO安倍だけ行えば、我が国民が望む目的を達成するのは難しい。また、NO安倍は我々が今行っている日本不買運動とも一致しない。

安倍首相は来る11月になれば、日本の歴代首相の中で在任期間最長の首相として名前を残すことになる。安倍がこのように長期政権を担えたのは、多数の日本国民の支持によるものだ。

今回、日本が我が国に行っている輸出規制を支持するという日本国民が、半数を越えるという世論調査の結果が日本のメディアを通じて報道された。安倍の政策が日本国民から多くの支持を受けているという傍証である。結局、怪物安倍を作り出したのは日本国民である。彼らを警戒せずにNO安倍だけを叫んだ場合、次の首相もまた別の安倍になるかも知れない。

我々が日本旅行をせずに日本製品を購入しないのは、日本に直接的な経済的打撃を与えるためだ。これを通じて日本の不当な措置に対し、我が国民がどれくらい火が起きているか(腹が立っているか)を知らせ、日本国民に韓日関係を再考させるためである。その中で、日本で直接的に経済的被害を受けた関連業界と住民が、安倍政権に圧力を加えるための目的もあるのだ。ただし、日本から我が国に観光に来た日本国民や事業者などを排斥してはならない。

もう少し緻密に言えば、NO日本でもNO安倍でも、それを実践するレベルの認識も国民ごとに異なる。 例を挙げれば、日本の物は何もかも使ってはならず、この状況で日本の物を使えば売国奴と考える者がいるだろう。また、可能な限り日本の物を使わないが、国産や別の国の物で代替が不可能、またはそれと同じような状況の時は仕方ないと考える者もいるだろう。どの程度のレベルで実践をするのかは、国民それぞれの役割である。正解が別にある訳ではない。自分と同じではないからと言って非難してはいけない。

重要なことは我々の心の姿勢だ。悲壮することもなく、皆が独立闘士になる必要もないと思う。ただし今だけでなく、今後も長期間今のような心構えと姿勢を維持することが重要である。必要なら日本に行くこともでき、都合が悪ければ日本製品を使うこともできる。しかし常に胸中にNO日本の姿勢を取り、自分ができる小さいことでも実践しようと努力することである。

最も警戒しなければいけないのは、内部の敵である。NO日本、NO安倍運動を嘲弄して貶毀(非難)する者である。

ソース:慶南道民日報(韓国語)
http://www.idomin.com/news/articleView.html?idxno=706310