【ネピドー聯合ニュース】ミャンマーを国賓として訪問している韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は3日、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相との会談後に行った共同会見で、朝鮮戦争当時、ミャンマーが5万ドル(現在のレートで約530万円)規模のコメを支援したことに言及し、「韓国はまだそのありがたみを忘れていない」として、「『情』でお返ししたい」と述べた。

会談後はミャンマー政府へのスクールバス60台の寄贈式に出席した。また、両国は対外経済協力基金(EDCF)協定を締結し、2022年までに韓国がミャンマーに提供する借款(有償資金協力)を10億ドルに拡大することにした。

 韓国はこうした支援を通じて両国間の信頼を築き、経済全体の協力強化につなげたい考えだ。

 文大統領は4日にミャンマー最大都市のヤンゴンに移動。経済協力産業団地の起工式やビジネスフォーラムに出席する。団地はミャンマーに初めて建設される韓国企業用で、今後、韓国企業のミャンマー市場進出の拠点になる見通しだ。

 文大統領は共同会見で団地について、「両国の代表的な経済協力事業で、韓国企業のミャンマー投資を促進し、両国の成長に大きく寄与する」と期待を寄せた。スー・チー国家顧問は「文大統領の国賓訪問は両国の友好協力関係で新しい地平を開く」と評価した。

https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20190904001500882?section=politics/index
聯合ニュース 2019.09.04 15:25

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共同会見を行う文大統領(左)とスー・チー国家顧問=3日、ネピドー(聯合ニュース)