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韓国大法院の徴用賠償判決以降、強硬措置を主導してきた日本の河野太郎外相と世耕弘成経済産業相が11日の内閣改造で再び要職を務める可能性が取りざたされている。

 安倍晋三首相は今回の内閣改造で、河野外相を防衛相に起用する案を検討中だと産経新聞が8日、報道した。同紙は、韓国が韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄を決定、不協和音が明らかになっている状況で、韓米日3カ国の安全保障協力の強化を図る狙いもあり、河野氏の防衛相起用案が浮上したとしている。河野外相がこれまでマイク・ポンペオ米国務長官と厚い信頼関係を築いてきたことが、防衛相として名前が挙がる背景になっているというのだ。

 岩屋毅・現防衛相は昨年12月、日本の自衛隊哨戒機による低空飛行で発生した韓日軍事摩擦などについて、比較的柔軟な対応を主張してきた。今年6月にシンガポールで行われた韓日国防相会談で、韓国国防部の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)長官と笑顔で握手した後、更迭説が広がっていた。

 韓国に対する経済報復措置を主導した世耕弘成経産相には自民党の要職である参院幹事長が検討されていると東京の消息筋が8日、明らかにした。この消息筋は「安倍首相は改憲を積極的に推進するため、自分が信頼する世耕経産相に参院関連業務を任せる可能性がある」と述べた。日本経済新聞も7日、世耕経産相が交代となり、その後任に自民党の加藤勝信総務会長が起用される可能性があると報じた。

 安倍内閣のほとんどの大臣が衆議院議員であるのとは違い、世耕氏は参議院議員で、今年7月の選挙で連続5回当選を果たした。世耕氏は2006年の安倍第1次内閣で内閣総理大臣補佐官を務めて側近となり、2012年の安倍第2次内閣で内閣官房副長官に就任、その後経産相を務めてきた。

東京=李河遠(イ・ハウォン)特派員

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/09/09/2019090980013.html
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2019/09/09 10:00