賠償ではなく“独立祝い金”だった



事実、3億ドルの性格については椎名悦三郎外相は次のように答弁している。
「請求権が経済協力という形に変わったというような考え方を持ち、したがって、
経済協力というのは純然たる経済協力でなくて、 これは賠償の意味を持ってお
るものだというように解釈する人があるのでありますが、法律上は、何らこの
間に関係はございません。あくまで有償・無償5億ドルのこの経済協力は、経済
協力でありまして、韓国の経済が繁栄するように、そういう気持ちを持って、
また、新しい国の出発を祝うという点において、 この経済協力を認めたのでご
ざいます」(第50回国会参議院本会議1965年11月19日)

有名な「独立祝い金」答弁である。

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