https://img.hankyung.com/photo/201909/01.20489890.1.jpg
▲シャインマスカット.

今年の秋夕(チュソク)の人気果物にシャインマスカットが挙げられる。糖度が高い青ブドウのシャインマスカットは日本産として我が国に入ってきたが、もう国内農家の輸出収入を上げる代表果物と位置づけられた。

13日、現代デパート(79,300 +4.07%)によれば秋夕ギフトセットで用意した11万ウォン台のシャインマスカット ブドウ ギフトセット5種は4000セット中3000セットが売れた。高価な贈り物だが販売好調だった。オンラインでもシャインマスカットが秋夕贈答品として人気だ。インターパークによれば先月26日から8日までシャインマスカットの売り上げは前年同期比230%増加した。一方、同期間、リンゴやナシなど新鮮果物の売り上げは19%減った。

種なし青ブドウのシャインマスカットはブドウ界のエルメス、シャネルというニックネームがついた。名品ブドウのニックネームがついたシャインマスカットの故郷は日本だ。1988年、日本の果樹試験場で生まれた。当時、果樹試験場で三つ以上(スチューベン、マスカット・オブ・アレクサンドリア、白南)のブドウ種子を交配してシャインマスカット品種が作られた。

日本産だが我が国が特にロイヤリティーを払っていない。日本が自国の国立種子院に商標権登録しなかったからだ。その間、我が国はシャインマスカットの木を持ってきて韓国型に改良して栽培技術を標準化した。2014年、我が国の国立種子院で生産販売申告を完了した。シャインマスカットを国内で栽培できる理由だ。

シャインマスカットのおかげで我が国のブドウ輸出も増加している。昨年、国内ブドウ輸出金額は1390万ドル(約165億ウォン)だった。慶尚北道はこのうち75.2%の1045万ドル(124億ウォン)を占める。シャインマスカットの物量が増えたおかげだ。慶北のブドウ輸出物量中でシャインマスカットの比重は79%で合計818万ドル(98億ウォン)分を販売した。

昨年、中国販売も好調を見せた。昨年、国内シャインマスカットの中国輸出量は96トン(162万ドル)で前年比1886%と急増した。今年も慶尚北道はシャインマスカットの輸出拡大を試みている。国内栽培面積が増え、2021年後、過剰生産が予想される点も輸出に拍車をかける理由だ。

慶尚北道は韓国農水産食品流通公社(aT)と慶北通商と連係して香港、ベトナム、中国、シンガポールなどで市場多角化しており、果樹統合ブランド・「デイリー(daily)」を通じて高品質化ブランド認知度強化のためのマーケティングも展開している。

現在、中国は日本産シャインマスカットを輸入していないだけに、我が国が現地市場を先行獲得する機会にできると評価される。

コ・ウンピ、ハンギョンドットコム記者

ソース:韓国経済(韓国語)今年秋夕(チュソク)人気課である'シャインマスカット'…日本産だが韓国ブドウ輸出'主役'(部分)
https://www.hankyung.com/economy/article/201909115938g