性犯罪、3年間で578人

43%は停職など軽懲戒を受けて復帰

 性に関する非行により懲戒を受けた小・中・高校の教師は過去3年間で578人に上ることが分かった。手ぬるい処罰を受けた教師の4割は軽懲戒の処分で、教職に復帰していた。

 韓国の与党「共に民主党」のソ・ヨンギョ議員が23日に教育部(省に相当)から提出を受けた「小・中・高 学校級別教育性非行懲戒資料」によると、2016年から今年上半期までの間に、性売買・わいせつ行為・性暴行など性犯罪で教師578人が懲戒を受けた。このうち半数以上(57%、332人)が児童・生徒に対するものだった。犯罪の類型別では、わいせつ行為(280件)が最も多く、セクハラ(192件)、性売買(51件)がそれに続いた。公然とみだらな行為に及んだり盗撮したりして処罰された「性風俗非行」は37件で、性暴行も18件に達した。

 これらの教師のうち43%が、教壇に復帰可能な「手ぬるい懲戒」を受けていたことも判明した。2016年は50%、17年は36%、19年上半期には55%が降格・停職などの懲戒を受け、退職を免れた。性暴行をしても年金法上は不利益を被らない解任(6人)にとどまったり、停職職分で済んだケース(1件)もあった。

ソン・ホヨン記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/09/27/2019092780134.html
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2019/09/29 06:03