2019年10月1日、韓国・世界日報は、訪日した韓国次官が「五つ星の高級ホテルに宿泊しなかった理由」について報じた。

記事が伝えた複数の消息筋の話によると、韓国・文化体育観光部の盧泰剛(ノ・テガン)第2次官は東京で開かれた「日韓交流おまつり2019」に出席するため、先月27〜29日に2泊3日で訪日した。関係者らはこれまでの慣行に倣い、宿泊する赤坂近くの五つ星ホテルであるホテルニューオータニを予約しようとしたが、盧次官の指示で水道橋にあるYMCAホテルを予約したという。

YMCAホテルに宿泊した理由について、盧次官は「今年は3・1独立運動のもととなる2・8独立宣言100周年」とし、「YMCAホテルに泊まることで施設の関係者らに韓国が2・8独立宣言を忘れていないことを想起させ、激励したい」と話したという。

2・8独立宣言について、記事は「1919年2月8日、朝鮮人留学生600人余りが日本帝国主義の中心であった東京の在日本東京朝鮮YMCA会館に集まり独立を叫んだ事件」とし、「そこから700メートル離れたところにある現在の在日本韓国YMCA会館は2・8独立宣言の象徴となっている」と説明している。

これを受け、韓国のネット上では「保守派が見習うべき点はまさにこういう感情に訴える政治」「これこそが公務員の模範となる姿勢」など称賛するコメントが多数寄せられている。

一方で「またショー?」「高位公職者として当たり前」「というより(韓国国民は日本旅行ボイコットをしているのだから)招待されても行くべきじゃなかった」と指摘する声も上がっている。
Record china
2019年10月2日(水) 10時50分
https://www.recordchina.co.jp/b749063-s0-c10-d0127.html