【ソウル=岡部雄二郎】朝鮮中央通信は3日、北朝鮮の国防科学院が2日午前に東部・元山(ウォンサン)湾で新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星3型」の試験発射を行い、成功した、と報じた。北極星3型の発射が確認されたのは初めて。

 朝鮮中央通信によると、発射は「日本海の元山湾水域」で実施され、「高角発射方式」だった。ミサイルが海から発射され、通常よりも高い角度で打ち上げて短い距離に落とす「ロフテッド軌道」だったことを示すものだ。金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は試験発射の参加者に「熱烈な祝賀を送った」と報じられており、正恩氏自身は現場に立ち会っていないとみられる。

 朝鮮中央通信は発射の狙いについて、「外部勢力の脅威を抑止し、国の自衛的軍事力をより一層強化する上で新しい局面を開いた重大な成果となる」と伝えた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191003-00050149-yom-int
10/3(木) 6:31配信 記事元 讀賣新聞