豚肉の卸売価格が急落し、アフリカ豚コレラ(ASF)発生以前の水準に戻った。業界はASF発生で豚肉消費に対する懸念が高まったことで需要が低下し、価格が急落したとみている。

 畜産物品質評価院によると、7日の卸売市場で取引された豚肉の平均価格「豚肉代表価格」は1キログラム当たり3754ウォン(約336円)で、4日時点(3966ウォン)に比べ212ウォン下落した。京畿道坡州市で初めてASFの発生が確認された日(9月17日)以前の同月16日(4602ウォン)よりも下落した格好だ。ASFの発生が相次いだ後、同月20日には豚肉代表価格が6131ウォンの高値を付けていた。

 しかし、高値を付けて以降は反落し、18日間で39%の値下がりを記録した。特に同月30日以降は6営業日連続で卸売価格が値下がりしている。量販店関係者は「豚肉を避ける心理が表れているのではないかと懸念される。ASFが拡大した場合、豚肉価格は再び上昇する可能性があるとみているが、消費意欲の減退は明らかだ」と述べた。韓国国内の量販店ではASF発生以降、豚肉と鶏肉の売り上げが前年同期に比べ増えているという。

ソク・ナムジュン記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/10/08/2019100880003.html
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2019/10/08 08:00

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