【ソウル聯合ニュース】韓国検察の特別捜査部(特捜部)が22日から縮小され名称が変更された。特捜部の廃止・縮小に関する内容が盛り込まれた検察庁事務機構に関する規定の一部改定令が同日公布、施行された。

1973年1月に大検察庁(最高検)に初めて設置された特捜部は主に政府高官や政治家の不正などを捜査し、強大な権限を持つ検察の力の源泉とされてきた。

 ソウル、仁川、水原、大田、大邱、光州、釜山の7地域にあった特捜部のうち、ソウル、大邱、光州の特捜部を残し、名称を「反腐敗捜査部」に変更。残り4地域の特捜部は「刑事部」に変わった。

 政府は規定改定の理由について「検察の直接捜査を減らし、国民の生活に密接な刑事事件の捜査強化に向け検察庁の特捜部を反腐敗捜査部または刑事部に改編するため」と説明した。

 反腐敗捜査部の担当業務は、▼公務員の職務に関連する犯罪▼重要企業犯罪▼公務員の職務に関連する犯罪と重要企業犯罪に準ずる重要犯罪――に定めた。従来の特捜部の業務は「検事長が指定する事件の捜査」だったが、範囲が縮小された。

 ただ、改定令施行前に特捜部が捜査中だった事件については改定令が適用されない。チョ国(チョ・グク)前法務部長官の家族を巡る捜査などは継続される。

https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20191022002000882?section=politics/index
聯合ニュース 2019.10.22 15:22

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釜山地検では、特別捜査部長検事室(左)が22日から公職・企業犯罪専担部長室(刑事第4部)に変わった(釜山地検提供)=(聯合ニュース)

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