|韓日歴史対立の中、嫌韓ムードに噛み合う

(キャプチャー)
https://newsimg.hankookilbo.com/2019/11/13/201911132056389306_1.jpg
▲ 13日の午後8時現在、Amazon Japanで『反日種族主義』の日本語版がベストセラーの1位になっている。
_________________

韓国で歴史歪曲議論の中心に立ったイ・ヨンフン元ソウル大学校教授の著書、『反日種族主義』の日本語翻訳版が13日の午後、日本のAmazon(アマゾン)のベストセラー部門1位を記録した。

日本の大手出版社である『文藝春秋』が出版した反日種族主義の日本語版は、先月に出版日を11月14日で発表したが、オンラインを通じた事前予約販売はすでに始まっている。紀伊國屋書店など、日本の大型書店でも12日から売場に陳列された。

文藝春秋は、日本国内でこの本に対する大々的な事前広告を通じて関心を集めた。韓日対立と噛み合った、日本国内の嫌韓ムードに便乗した側面は少なくない。出版社側は当初、3万部刷る予定だった初版を5万部に増やした。

特にチョ・グク(曹国)元法務部長官が去る8月、長官になる前にFacebook(フェイスブック)を通じてこの本に対し、「こんな吐き気がする内容の本を出す自由があれば、市民はこれらを “親日派” と呼ぶ自由がある」というコメントをして、韓国での親日議論に火をつけた。これは歴史をめぐる韓日の対立と、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の側近であるチョ元長官をめぐる疑惑を、集中的に浮き彫りにした日本メディアの報道を通じても紹介された。

これに関連して、月刊『文藝春秋』は先月発売した11月号で、イ元教授のインタビューを掲載した。イ元教授は極右気質の産経新聞・黒田勝弘ソウル駐在客員論説委員とのインタビューで、「慰安婦が売春婦というのは数多くの文書や資料に出ている事実」と主張した。今月発売の12月号では、「日韓断絶の元凶、反日種族主義を追放せよ」というタイトルで、韓国の歴史認識を批判する3つの寄稿文を掲載して、積極的なマーケティングに乗り出している。

ソース:韓国日報(韓国語)
https://www.hankookilbo.com/News/Read/201911132056389306